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認知症高齢者の介護者のつどい

2020年 10月  メンバーの体験談  11:00~15:00

 木もれびの会のメンバー、苦労して介護してきました。
しかし、今沢山いたメンバーの内、本人も、介護者も高齢となり、亡くなった方もいます。
 今、夫婦とも残っているのは、3ペア―(奥様地域密着方施設にお願いし、コロナウイルスで面会もままならない。奥様を自宅で見ながら息子さんに助けてもらい、介護を進めているが、ご主人の体調も良くない。私は妻が発症してから17念、要介護5で毎日デイサービスに通い、沢山の方に支えられながら自宅で介護を続けている)

 時々、陽溜まりの会の方(若年認知症の本人と家族)に体験を話しながら、今苦労されていることを一緒に考える時間をもっている。

 私は、妻が若年認知症になって、初期の周辺症状で苦労したり、徘徊に心配したり、(多くの人にご迷惑かけたり)そして腰椎骨折してから、介護(移動、排泄など)の負担が違う領域で(また未経験の)苦労が続いていました。今は終末期かもしれないが、熱が出たり、原因不明の病気で入院が続いた。その苦労も通り過ぎて、最近は穏やかな自宅介護ができている。

 最近5ヶ年、注意払ったことを振り返ってみますと
①大きな転換は、訪問看護師さんが月2回訪問してくださり、本人を早目に異常を発見し、早目の対応(主に点滴等)してくださった。そして、介護のアドバイスをしていただき、落ち着いた介護ができるようになった。(以前は毎日入退院を繰り返していた)

②排泄処理を簡単にするため、簡易水栓トイレを導入し、朝晩洗浄、排泄が楽になった。
(以前はトイレ移動に苦労した。ヘルパーさんから洗浄など、ベッドでする方法も教えていただいた)
定期的に便座に簡単に座れることがいいようだ。

③移動には車椅子専用車を使い、本人に負担がかからない、乗せ降ろしも簡単になった。

④訪問歯科に来ていただき、介護に重要なのは口腔ケアと励まされ、吸引器を伴うケアを進めている。
⑤自宅での入浴は、当初バスに昇降椅子を導入し、私が入浴させていたが、痙攣を心配し、一人入浴介助は危険があり、訪問入浴に来ていただき楽になった。

⑥食事は刻み、もしくはミキサー食、なれない男の料理は苦労するが、デイサービスの方がメニューを教えてくださって、誤嚥肺炎に気をつけながら食事介助をしている。

⑦コロナウイルスによって、使い慣れたデイサービスが閉鎖され、新しいデイサービスに移り、最初混乱したが、助けていただいて、今は落ち着いて月~金曜日利用。土日は自宅で介護(少し負担になっている)ショートステイ、ヘルパーさん介護などに支えられて何とか介護継続中。

⑧毎日の介護(食事、薬投与、アクシデント、排泄状況)や訪問看護師さん、デイサービスの方のアドバイス等を簡単に記録している。介護を客観的に見れるので、ばたばたせずに介護継続できそう。

⑨介護する私は、腰が痛く、先が心配だが、訪問鍼灸師さん(妻の拘縮、飲み込み改善などのため、来ていただいている)に診ていただき、(運動選手のトレーナーの様に体をケアしていただいている)時間が有ったら、ゴルフで気晴らし、また絵を描いて心を落ち着かせている。時にはジムに通い、体のトレーニングをしている。

⑩最近は身の回りの物の片付けなど、終活を進めている。沢山の垢を洗い落としたい。

 私事を長々書きましたが、認知症介護に悩んでおられる皆様、自分の力の中で、少しでも介護が楽になるよう、周りのシステムなどを活用し、助けていただきながら介護を続けられたらいいかなぁと考えています。先ずは自分で働き掛けてください。
                                      木もれびの会 G・K

                        
          
          
              ~木もれびの会~ 
       <楽しく笑顔の介護をめざす65歳以上の介護者の会> 
        定例会 毎月第4土曜日 11:00~15:00
会 場  廿日市市総合健康福祉センター あいプラザ
            (廿日市市新宮1-13-1)